以前、ブログに書きましたが、出雲大社で不思議な体験をして以来、神は存在するんだと少しだけ、自分にいいように解釈するようになっている私です。
でも…… バイアスとは思えない、本当に、本当に、不思議な体験をしました。
首里十二支詣り
「首里十二支詣り」に初めて行った時のことです。
沖縄には、琉球王朝時代から行われ、伝えられている「首里十二支詣り」という参拝方法があります。
これは、古都、首里にある4カ所の寺院に祀られている十二支の守り本尊を巡拝し、年末年始や厄年、人生の節目などに十二支の神様に日々の感謝を伝え、これからの健康や開運、御加護を祈願するのです。
神社ではなく、4カ所の寺院で、首里観音堂(しゅりかんのんどう)→安國寺(あんこくじ)→西来院(達磨寺)(さいらいいん(だるまでら))→盛光寺(せいこうじ)の4つの順序で回ります。
1首里観音堂(しゅりかんのんどう)の守り本尊
●子(千手観音)
●丑・寅(虚空蔵菩薩)
●辰・巳(普賢菩薩)
●午(勢至菩薩)
2安國寺(あんこくじ)の守り本尊
●酉(不動明王)の守り本尊
3西来院(達磨寺)(さいらいいん(だるまでら))の守り本尊
●卯(文殊菩薩)
●戌・亥(阿弥陀如来)
4盛光寺(せいこうじ)の守り本尊
●未・申(大日如来)
となっています。
4カ所回れば、十二支回ったことになり、誠に便利で、また、これらのお寺は、近くに点在しており、徒歩で2時間以内で全部参拝し終えることができます。
沖縄ではパワースポットとされ、観光地にもなっているようです。
私は、今まで、クリスマスやお正月、和洋折衷な人間だったので、古くからあるこの「首里十二支詣り」には縁が全くなく、知りませんでした。
ところが、出雲大社で不思議な体験をして、1か月後、偶然、友人にここに行くことを勧められたのです。
溢れ出る感謝の気持ち
首里十二支詣り当日、またもや、神に歓迎されているのではないかと思われる「しるし」を感じました。
妹と二人でお参りに行ったのですが、乗車したバスが、偶然、限定便の記念復刻号であったり、行く先々の寺では、人払いがされていて、誰もいない貸切状態でした。
だから、ゆっくりと、感謝の気持ちを伝えることができました。
そして、不思議なのは、今まで、初詣では、少ないお金で「お願い」ばかりしていましたが、自然に出たのは、「お願い」ではなく、「感謝」の気持ちでした。
「今、自分や家族が、無事に生きて、あること」に感謝する。
ただ、それだけで、自然に涙と一緒に気持ちが溢れ出て、胸がいっぱいになりました。
神の使者!?との遭遇
そうやって、3番目の西来院(達磨寺)(さいらいいん(だるまでら))に詣に来たときのことです。
同じように、お賽銭を入れ、感謝の気持ちを告げ、お参りをしました。その後、そこに祀られている弁財天にも詣をしようと思っていました。
その時です。猫がご本尊の方向から不意に現れたのです。
その猫は、毛並みが良く、とても愛らしくて、多分、このお寺で飼われている猫かな……と思いながら、こんにちは……とか声をかけながら猫を撫でてやりました。
その猫は、しばらく大人しく撫でられていましたが、すると、私と妹の間をすり抜けて廊下の方へゆっくりと歩いていくのです。
逃げちゃったのかな……と思っていると、猫は気まぐれだから、ささっとどこかへ逃げてしまうのが普通ですが、まるで、私たちに、「付いて来て」と言わんばかりに、後ろを振り返り、振り返り、私たちの前を距離を保ちながらゆっくり歩いて行くのです。
そこで、不思議な気持ちになりながら、「弁財天があるところへ案内してくれるの?」と、猫に、冗談まじりに話しかけながら、その後ろを付いて行きました。
降りる階段にさしかかり、猫は、私たちを先導するかのように、ゆっくり、階段を下りて行きます。その後ろを、私たちは、付いて行きました。
そして、階段を下り切って、真っ直ぐ行くと赤い鳥居が見えるので、そこかな……と思ったのですが、猫は、そこではなく、右にゆっくりと曲がるので、私たちもゆっくりと猫の後に続いて曲がると、なんと、弁財天が祀られている場所に誘導されたのです。
もう、そこで、妹と二人で、驚きました。
と同時に、感動でいっぱいになって、猫に、「教えてくれたんだね」と何度も、何度もありがとうと言いながら、たくさん撫でてやりました。
それでも、猫は逃げません。
それから、妹と二人で弁財天にお参りしようと、猫にさよならして3、4メートルほど歩いて弁財天の前に立ち、猫はもういないかなあと、何気に後ろを少し振り返ると、猫が、まだいました。
しかも、なんと、猫が、きちんと、正座しているではないですか。
下の写真のような感じです。
そして、私たちの方をじっと見ているのです。まるで、私たちを見守っているかのようでした。
また、その様子にも妹と二人で驚きながら、
弁財天にお参りするには、独特な文言を3回唱えるよう、張り紙に書いてあったので、妹と二人で、お祈りしながら3回唱えました。
なんと、背後から、それに合わせて、猫も「ミャーミャーミャー」と3回唱えるではありませんか!
弁財天にお祈りを3回唱えた後、後ろを振り返ったときには、猫はもうどこにもいませんでした。
これは、私だけではなく、妹も同じように体験しているので、間違いのない不思議な体験でした。
妹と、あれは、間違いなく、神の使者だよね。神に歓迎されていたね。不思議だったねと言い合いながら達磨寺を後にしました。
その後、2、3回お参りに行った際には猫には会っていません。だから、必ず出会う猫ではないのです。
あれ以来、ずっと、満たされた心が続いています。
きっと、あの時、初めて来た私たちを、猫の使者を通して歓迎してくれていたのだと思っています。
あの体験以来、人智では測り知れない、不思議な力🟰神は本当にいるのだと信じてしまうのです。
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