驚愕、住宅ローン50年時代!

お金の話

50年先の予定を立てるって怖くないですか?

住信SBIネット銀行の住宅ローン50年

対象者は、完済時に80歳未満であること。

法律上、18歳から成人ですので、18歳〜29歳までをターゲットにしているということです。

従来は、最長35年だったのが、50年になるのですから、単純に言えば、月々の返済額が小さくなります。

そうすると、「マイホームが手に届きやすい」と思いやすくなりますね。

でも、それがとても危険!なのです。

返済額の増大

「借入期間を35年超~50年以内でお借入れいただくお客さまは、住宅ローンの適用金利に年0.15%が上乗せとなります」と注意書きがあるのです。

つまり、5000万円の住宅ローンでシミュレーションをするとこうなります。

金利1.74%で35年だと約6,700万円、35年以降は0.15%が上乗せされるから金利は1.94(1.79+0.15)で約7800万円となります。まさに、借入額より2300万円多く支払うことになるのです。

なんか、騙された気持ちになりませんか?

「賃貸よりお得」に惑わされるな!

よく、マイホームを勧める際の常套句として「賃貸よりお得ですよ」という言葉があります。

でも、本当にそうでしょうか。

きちんと計算してみればわかります。

たとえば家賃8万円のアパートを35年借り続けたとします。家賃支払い総額は、3360万円です。

35年の住宅ローンだと6700万円支払うのを、賃貸の場合支払う3360万円の家賃を差し引くと3340万円も支払わずに済むわけです。

支出せずに済んだ3340万円(35年ローン)で、家族旅行が何回行けますか?

自分の好きなこと、家族、子供たちとの楽しい時間に使った方が、価値のあるいいお金の使い方だと思いませんか?

また、先の見えない将来、老後のために現金を残しておく方が賢明じゃないですか?

建物は資産にならない

確かに、「アパートなら安いけれど、支払いっぱなしで資産は残らない。住宅を買えば、資産が残る」ということも、住宅ローンでマイホームを購入する際に考えることです。

しかし、35年の住宅ローンで総額6700万円で購入したマイホームが35年後もその価値を維持していることは通常は稀です。

それ以上の価値で高く売れるのは、東京都の中心地や、特別な地域や、古民家など限られていると思います。その限られた地域なら、35年後も資産と言えるでしょう。また、そういう特別な地域なら買い入れ当初もかなり高価だと思います。

通常、建物は、古くなればなるほど、価値は減って行くものです。

また、古くなればなるほど、建物の修繕費用など、予定にない出費もあります。

マンションなら、建て替えのための積立てがあります。

常套句に惑わされないこと

利息で儲かるのが銀行です。

低金利時代、銀行は生き残るために、ターゲットを18歳以上に下げ、金利で儲かるために住宅ローンを50年に幅を広げたわけです。

だから、銀行は、当然に、常套句で住宅ローン勧めてくると思います。

その常套句に惑わされずに、自分の頭で考えて、将来をシミュレーションしてほしいと思うのです。

常套句に惑わされず、きちんと将来をシミュレーションをした結果、住宅ローンを組む選択をしたのなら反対はしません。

未来のことは誰もわかりません。

でも、個人的な価値観としては、住宅ローンで35年〜50年も縛られる未来よりも、旅行したり、好きな趣味に使ったり、家族との楽しい時間に使うのが、心豊かないいお金の使い方だと個人的には思うのです。

コメント

  1. 黄金期 より:

    こんにちはゆさっぽさん。
    いかがお過ごしですか。
    山形は9月になっても30度越え、残暑も残暑です。
    (こんなことは初めて)

    妻はエアコンをかけて熟睡。
    私はエアコンをかけて寝ると食欲不振となるので、別々の部屋です。
    ただ、2階では暑くて寝れない為、1階で窓を開け+扇風機をかけ、涼しくなる深夜に2階の寝室いく2度寝生活がまだ続いています。

    住宅ローン50年ですか・・・。すごいですね。

    二男は横浜でマスオさんになって、家をリフォーム。
    その費用を35年ローン(多分)で支払ってるようです。
    住宅環境は結構よく、多分同条件の賃貸物件は毎月のローン支払額ではとても借りれないようです。

    長女は、仙台で賃貸のアパート。
    夫は会社を経営しており、多分その費用は福利厚生で会社の経費で落としているようです。

    状況を判断し、自分の頭で考えて選択しないといけないですね。

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