「タダより高いものはない」

お金の話

無料というコトバに誘惑されていませんか?

無料というコトバの魔力

無料サンプル 送料無料 無料体験などなど。

無料というコトバに、惹かれますね。

それは、行動経済学では、人間は、損失を避ける傾向、すなわち「損失回避」行動があるので、無料という言葉に弱いというのです。

たしかに、無料で提供されるものは、何も失うことがない安心感がありますね。

でも、気をつけないと、落とし穴があるのです。

逆にお金を使いすぎることに

例えば、ネットで物を購入する時、2,000円を超えると、送料無料というのを見たことがありませんか?

私も、つい先日、ネット通販で品物を購入した際、購入の最終確認の際、あと3,000円分購入したら送料無料ですという文字がでてきました。

でも、この送料無料という誘惑に負けると、300円の送料をケチるがために、3,000円多く出費してしまうことになるわけです。

つまり、「無料」で送料の損失を避けると言う目的で、3,000円出費してしまうという、本末転倒なことになってしまうわけです。

また、よく、1月無料という謳い文句で加入させるのもあります。

あれは、ハードルを低くして集客し、一月後は、便利さに麻痺してしまい、出費してもいいのかどうか合理的判断をせず、まあ、便利だからいいかってなって加入してしまう。

また、取り消し手続きが面倒でそのまま継続してしまう。

そういうところを企業は見抜いているのです。

また、無料サンプルをもらうことで、余計なものを買ってしまう。相当、強い人間じゃない限り、人間は弱いものです。

罠にハマらないようにするには

企業は、行動経済学にのっとって、消費者に消費活動を促すマーケティングをしています。だから、消費者側が、逆に企業側のマーケティング戦略を見抜くということです。

見抜くためには、最低、以下の3点を考えることです。

どうして、無料にしているのだろうか。

無料だからという理由だけで、多く買っていないだろうか。

今、それは必要なモノなのだろうか。

考えながら行動すると、ハマらない賢い消費者になると思います。

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