貯めるのはもちろん大事。でも、使うのも大事だとわかるようになりました。
貯め込むだけでは得られない幸福
墓場までお金は持っていけない。と誰もがわかっていることです。
でも、先行き不安な世の中。お金をなるべく使わず貯め込むのが安全だと思うのも当然です。
私は、預金通帳の数字が増えていくのを見て幸福だと思っていた時期がありました。
物は、十分に満ち足りていたので特に欲しいモノもこれといってなく、また、公務員時代、仕事が忙しいというのもあり、お金を使う時間もなく、お金は貯まっていく一方でした。
しかし、今振り返ると、幸福度は低かったんだと思います。
それは、当時は、お金の使い方で、幸福度が上がるなんて考えたこともなかったからです。
いいお金の使い方
「幸せをお金で買う」5つの授業から引用すると、幸福は5つで得られるとあります。
1 経験を買う
車やブランド品などの物を買ったときの幸福度より、旅行やコンサート、特別な食事などの経験にお金を使ったときの幸福度は時間とともに上がり、長く続くということです。
物を買ったときの幸福感は次第に薄れていきますね。それが世界に一つしかないなどの貴重な物じゃない限り、物は、中古になっていく。
一方、旅行やコンサート、大切な人との特別な食事は、楽しかった思い出として残り、それは時間が経過しても鮮明に残っていて、思い出すたびに、楽しい、幸せな気持ちに浸ることができます。
若い時にしかできない旅行は、若いうちにしかできない。
物を買わなかった後悔より、若い頃に旅行をしておけばよかったという後悔の方がだんぜん、大きいですよね。
子供たちが小さいときに家族一緒のレクレーションも、子供たちが小さいときにしかできない。
30年ローンを組んでマイホームを買って借金にお金を払うより、そのお金で子供達とたくさん旅行した方がいいと思います。
私は、以前、退職してから旅行しよう。と思っていましたが、行くなら、足腰が元気なうちに早いうちに行け!ですね。
現在、コロナが明けてからは、好きな旅行にお金をかけています。
今しかできない経験などにお金を使うことは、幸福度が上がります。
思い入れのある物は、当時の経験と一緒になって思い入れがある物になっているだけなのだと思います。
2 ご褒美に使う
目標をやり遂げたごほうびにお金を使うことは幸福度を高めやすいとあります。
日頃頑張った自分にご褒美と称して、お金を使ったときは、どんな小さな物でも幸福度が高いのです。
公務員時代、一週間頑張った自分に、週末飲むビールは、だから最高に幸福感を感じていたんですね。
納得!
だから、がんばった自分にご褒美!
3 時間を買う
自由な時間が増えることは満足度、幸福度が高いので、家事代行、乾燥機洗濯機、通販にお金を使って、自由な時間を増やすということです。
だから、自由な時間を削ってまで収入をあげようとすることは幸福度からみて逆効果だということです。
どんなにお金を稼いでも、それを使う自由な時間がなくて、何のために働いているのか、わからなくなっていた時期がありました。
自由で、幸せな生活のために働いているのですから、時間を買うという発想は大切ですね。
4 先に支払って後で消費する
たとえば、先に、旅費を支払って、旅行までのワクワク感を味わう場合です。
もし、借金で旅行に行ったら、帰って来たら返済地獄。楽しい思い出なんてなくなってしまいます。
また、車を24回払いで購入するというように、先に手に入れて、分割で後払いするのも、苦しいことだけが残り、幸福度が下がるというのです。
だから、支払いは、一回払いで先に済ませた方が良いということです。
5 他人のために使う
地域社会的貢献や人との繋がりは、幸福度を高めるということ。
私は、最近の心がけとして、いい物を提供している人に対して、感謝の気持ちを込めてお金を支払うようにしています。
そうすると、とても幸福感がいっぱいになります。
これは、お金を回して社会に貢献し、人と繋がることで幸福度が高められているのですね。
いかに幸せに生きるか!
せっかく貯めたお金を使わずに、死んでしまうのはもったいないということです。
自分の寿命は誰もわかりません。
だから、老後の心配をするよりは、生きている間、いかに幸せに生きるかを考えています。
貯める、投資する、良いお金の使い方をする。いいバランスをとりながら、幸福でありたいと思っています。
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