早期退職した話・その後続〜FP資格を活かす!

早期退職した話

金融リテラシーを高めるために取得したFP資格。お金を守る力、お金を増やす力を伸ばすために、実践していく中で、FP資格を活かしたいと思ったきっかけ、4つの小話に出てくる4人の友人の例をご紹介します。

保険会社にぼったくられている友人

これは、友人A子とランチした時のお話。

FP資格取得に向けて勉強をするきっかけを与えてくれた、YouTube動画両学長リベラルアーツ大学で学び始めていた頃です。そこで、貯蓄型保険の正体はボッタクリ投資信託であるということを知り、その事実に驚愕しました。私は、勧誘されるものは信じないタチだったのが功を奏して、保険に入っていなくて良かったと思ったものです。

貯蓄型保険よりも普通に投資する方がいい。この頃の私は、投資の知識を深め、安定してブレない自分なりの投資手法ができつつありました。

そんなある日のこと、友人とのランチの席で、友人は、いい貯蓄型保険に入ったと嬉しそうに話しているではないですか!そして、その保険の外交員をとてもいい人に出会えたと褒めちぎり、それどころか、私にも紹介するよと言ってきたのです。

これこそ、保険外交員のセールストークに騙された!と思いました。

でも、私は、それは、ぼったくり保険だよとは言えませんでした。何故なら、友人に元本割れの損を生じさせてまで解約させる責任を負えないと思ったからです。もし、そこで、友人のことを思って言ったことが、逆に友人関係を壊してしまうのではなかという恐れも少なからずありました。

今考えると、FPの資格があれば、もっと友人に積極的に話せたのではないかと思っています。

住宅ローンで苦しんでいる友人

これは、友人Bとランチした時のお話。

私は、早期退職をする決意をした頃で、その友人に、早期退職する話をしました。

友人は、住宅ローンが80歳までだから、仕事を辞めたくても辞められないと言っていました。定年しても再任用で働かないといけないとも。

その頃、友人は、50代。80歳まで、30年近く。なんと、先が長いこと……。

80歳まで、無事に健康であればいいのですが、給料が減らされたり、金利が上昇したりなど、先行き不透明な状況で、あと30年近く、住宅ローンを払い続ける苦労を察しました。

同時に、YouTube動画両学長リベラルアーツ大学で、「マイホーム=お得」ではないこと。住宅ローンの完済年齢が平均73歳で、それがヤバいと知っていたので、80歳なんてもっとヤバい!と思いました。

でも、私が国家公務員として働いていた当時、住宅ローンの完済年齢を80歳としている同僚がとても多かったと記憶しています。公務員は、地位はや給料が安定していること、高額な退職金をあてにしているからでしょう。

でも、最近の社会情勢の動向をみてみると、予想が全くつきません。特に、このコロナ禍は誰も予想できなかったでしょう。 そんな予想のつかない20年後の未来のために、住宅ローンを払い続けるなんて、私だったら、そんな人生は恐怖でしかありません。

2022年4月から年金受給が75歳延長選択制に改正され、年金額も減少。日本経済は先細りで、公務員といえども、安心できないのです。地位は安定していても、昇給は止まり、手取りは減額していくし、定年が65歳に延長され退職金取得時期が遅れる分、退職金額も当然、減額されるでしょう。

将来、住宅ローン破産する老人が増えるのではないかと予想されているのです。

投資に不案内な友人

次は、久しぶりに会った友人Cとランチをした時のお話。

それは、FP2級の資格に合格したてほやほやの頃で、友人からFPはどんな資格なのか興味津々に聞かれました。私は、そこで、意気揚々と、保険や税金などお金を守る力やお金を増やす投資などに詳しくなる資格で、そのおかげで金融リテラシーが高くなったと説明しました。

そこで、その友人は投資について食いついてきて、

「銀行で投資を勧められたけれど、どうしたらいいかな……」と聞かれました。

よくある、あるある話です。

私は、速攻、「銀行だと手数料などが高くて、ぼったくり商品が多いから、銀行では買わない方がいい。気をつけて」と言いました。友人は、私のアドバイスで「『今は投資は考えていない』って答えるね。投資は怖いからね」と話はそこで終わりました。

……うーん、残念。食いついてほしいのはそこじゃないんだけどな……。と思いました。

本当は、投資の種類や内容とか、投資の始め方とか聞いて欲しかったのです。そうしたら、投資は、銀行や証券会社に行かずに、自分で始められることや、お金を増やす方法など、投資の良さを熱弁したかったのですが……投資の話はそこで終わってしまいました。

せっかく久しぶりに会ったランチですから、場の雰囲気を壊してまで熱弁はしませんでした。

賃貸アパートを賢く契約

昨年の7月ごろ、自宅を訪ねて来た知人から、たまたま賃貸アパートを借りる予定だという話を聞きました。そこで、私は、賃貸アパート契約を締結する際に気をつけることについて、少し話すことにしました。

FP2級に合格したばかりの頃です。金融リテラシーは高まっていましたが、FPの資格を取得したばかりで、まだそんなに自信はありません。

後日、改めて電話をもらい、いろいろ調べて、その知人にできるかぎりのアドバイスをしました。それは、過去ブログに掲載しています。

その後、その知人から納得のできる契約ができたと感謝の電話があった時は、最高に嬉しかったです。

これが、FPの資格を取得して、人に役に立った嬉しさを感じた初体験となりました。

実績と信頼

以上、友人、知人の例をお話しました。

FP資格があれば、もっと、友人にいいアドバイスができたのではないかと思う事例や、私のアドバイスで、知人の賃貸アパート契約がうまくいった成功体験が、FP資格を活かして相談業務をやってみたいと思うようになったきっかけです。

他にも、周囲で同様な事例を見聞きすることが多く、自分の知識を役立てたい……と思い、相談業務ができるAFPという資格を取得することにしたのです。

そして、昨年、AFP認定者の資格を取り、開業という形態にしました。

誰かにアドバイスを求めるには、その人が信用、信頼があるからです。そして、その信用、信頼には、実績が必要となります。つまり、ただ、資格を有しているだけではだめで、業務としての実績が、信用、信頼へと結びつき、初めて、アドバイスを求めたいとなると思います。

また、私が、友人という立場で、友人の事情に簡単に踏み込んで、しかもランチの席で「その保険は止めておいたほうがいいよ」なんて、安易には言ってはいけないことも、AFPという立場でなら、きちんと名刺を渡して初めて、業務として適切に相談に乗ってあげられるのではないかと思うのです。

保険会社や証券会社、銀行にもFPの有資格者がいます。企業に組み込まれているFPは、もちろん、企業を儲けさせることが優先となるでしょう。

私は、ぼったくり保険や投資信託を見破り、勧めない。安易な住宅ローンを組ませない。家計を見直し、自分で資産形成をやっていける、豊かなライフプランを立ててもらいたい。そんなFPでありたいと思っています。

AFPになって有益なこと

AFPになるには、AFP認定試験に合格後、FP協会の会員になり、2年毎に資格を更新し、更新には、15単位を取ることになっています。

単位取得というと、難しい勉強をまたするのかな……と最初は面倒な気がしましたが、講座内容は、実際の生活に役立つ情報や、金融に関する新情報が学べます。

講座内容は、とても充実していて、どれを受講しようかと迷うほどです。Web上でも受講できるし、最近受講した「億万長者になる方法」は、とても興味深い内容でした。

また、毎月届く雑誌から、社会経済の動向など、テレビや新聞では得られないたくさんの有益な情報が得られます。

これからも、新情報をブログでも発信しながら、たくさんの実績を積みたいと思っています。

自分のできる範囲内で、早期退職、第二の人生の生きがいになればいいな……と思う今日この頃です。

以上、「早期退職した話・その後続」でした。また、お話の種が出来次第、機会を見て投稿したいと思います。

コメント

  1. 黄金期 より:

    おはようございます。
    日中は庭ぐくり・DIY・花見等いろいろあり、夕食には晩酌をするので、ブログについては早朝です。

    今回も楽しく読ませてもらいました。そして、この記事で点が線につながったような気がします。
    最後に、第2の人生の生きがいになればとありましたが、ゆっさぽさんならば、そうなると思います。
    我が県ではFPの仕事でお金を得ることは非常に難しいので、私は無料で親族・知人にアドバイスと思ったのですが、資産等の把握が必要・もしアドバイスして運悪く資産減になったらと考えると親しいだけに厳しいです。
    IDECOは老後資金の積み立てと、節税もできるのでお得だよ。入るのはSBI証券か楽天証券がいいよ! ぐらいです。

    税と投資の知識の有無で金融資産が大きく違ってくると思うので、興味のある人には話をしたいと思います。もしうまくいったら金麦カロリー75%オフ1ケースで手を打ち、それで楽しく飲み会をします。

    • おはようございます。
      記事を読んでいただきありがとうございます。

      FPで仕事というよりも、アドバイスをするためには肩書きと実績が必要だと思い開業したのですが、私も友人なら無料でもとは思っています。
      あと、アドバイスについては、「こうした方がいい」というものではなく、選択できる情報を伝えることが大事なのではないかと思っています。私の友人の例で言えば、保険のことを知ってもらって、解約するかは本人の自由に任せるという感じでしょうか。だから、黄金期さんが伝える情報で、十分、お役に立てているだろうし、金麦カロリー75%オフ1ケースで手を打ち、楽しく飲み会をする。それで十分、楽しく、豊かなことだと私は思います。
      お互い、人生を、自分らしく楽しく生きたいですね。

      コメントありがとうございました^^

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