早期退職した話・その後続〜お金を増やす力①

早期退職した話

お金を増やすとは、お金を運用して、増やすということ。

お金に働いてもらうということ。不労所得、資産所得。お金がお金を生み出す仕組みを作ることです。

言うのは容易いですが、実行は難しいもの。自分なりに考えて行動していることをお話しします。

投資をしないリスク

高金利の時代は、銀行に預けているだけでお金は増えました。金利7%時代を経験しましたが、その頃は、お金を預けて忘れた頃にたくさん増えてるって感じでした。

でも、現在のような低金利時代では、もうそれは、夢物語。

不動産投資や株式投資などに、お金を投資してお金に働いてもらわなければ、お金が増えない状況になっています。

そんな世の中に誰がした!って嘆きたいところですが、でも、そうこうしているうちに、資産運用できる人とできない人との貧富の差はひらいていく時代なのです。

仏の経済学者トマ・ピケティ著の『21世紀の資本』で有名となったr(資本収益率)>g(経済成長率)の法則。

これは、労働所得よりも資産からの収入の方が伸び率が高いという法則で、資産 (資本) によって得られる富、つまり資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早い、増え幅が大きいということを意味します。

具体的にいうと、給与を1万円上げるのに数年かかることも、投資ならわずかの日数で1万円どころか、数万円アップすることは可能だということを意味します。

確かに、投資は、預金と異なり元本のリスクを伴いますが、銀行に預けていても、価値は目減りし、投資をしないことがリスクと言われる時代にまでなっています。

そこで、私も退職する1年ほど前から投資を始めようとたくさんの本を読み、YouTube動画などで勉強し始めたのです。

投資の種類〜インデックス投資信託

投資には、代表的なものに、不動産や金、株式投資や投資信託などがあり、不動産投資は、素人は難しいので、まず始めやすいのは、株式投資や投資信託です。

投資信託というとすぐに元本が保証されないから怖い!と恐怖心があった私でしたが、いろいろ勉強した結果、それは、知識がないまま大金を投じたからそうなのであって、きちんと知識があれば大丈夫だという結論に達しました。

そこで、中でも、初心者が一番やりやすい、インデックス投資信託から始めました。

毎月、給与から余裕資金のうち、いつでも使えるお金として銀行預金にいくらか預け、残りを投資信託分としてコツコツと積み立てる、インデックス投資信託を始めました。将来福利となって大きく増えているというインデックス投資信託は、まるで預金をする感覚で始められ、とてもやりやすいものでした。

ここで大切なのは、投資に充てるお金は、生活資金とは別の余裕資金であること。余裕資金だと、ずっと置いておいても不都合はないので、下がった時はそのまま保有し、上がった時に処分すれば大きな利益を得られますが、生活資金だと、お金が必要になった時と値下がり時が重なったときは、損切りという、仕方なく損した状態で株を処分しなければならなくなり、大損するからです。

投資は、余裕資金でないとだめというのはそういう理由からです。

そして、たとえ株価が下がってもビビらないこと。

もちろん、投資ですから上がり下がりはあります。コロナが始まった2020年に大きく下がったときには、冷や汗をかきました。

でも、どの本にも長期的に見れば、下がっても必ず回復すると書いてあります。まさに、そのとおり。あのリーマンショックでさえ、3年で回復。コロナで下がった株価は、3か月程度でV字回復し、それを身をもって経験しました。

だから、インデックス投資信託に必要なのは、短期的な上がり下がりに一喜一憂することなく、長期的な視点で持つというブレない心。私も、最近は、上がり下がりを余裕で見ることができるようになりました。

退職してからは、給与ではなく、高値掴みをしないようにドルコスト平均法で毎月5万円〜7万円程度、銀行預金から預け替えるように、余裕資金を毎月積み立て購入し、現時点、225万円分の投資信託を行い、ウクライナ情勢が始まった当初は、7%まで下がった株価も、1月ですぐに回復し、約18%、41万円の利益がついています。

ここで、誤解をしないように注意点を言っておくと、投資信託は、絶対に銀行や証券会社の窓口で買ってはいけないということです。なぜなら、証券マンを通して購入すると、証券マンが儲けるようになっているぼったくり証券がいっぱいあり、初心者は騙されてしまいます。私は、SBI証券のネット証券から自分で購入しています。

投資の種類〜高配当株投資

退職後、インデックス投資を始めて1年たったころ、通帳から数字が目減りするのを見るにつけ、日々のキャッシュフローを増やしたい!と思うようになりました。

銀行預金なら、年に利息が入って潤うことができますが、インデックス投資は、長期であればあるほと福利を利かせる投資なので、崩してしまうと、台無しになってしまいます。だから、41万円の利益が出ても、指を加えて見ていることしかできないのです。

そこで、日々のキャッシュフローを増やす投資として、高配当株投資を始めることにしました。インデックス投資信託と異なり、福利を利かせるのではなく、配当金で日々の生活を潤うことを目的とした投資です。

高配当株の種類もいくつかありますが、私が行っている高配当株投資は、外国高配当ETFと国内株投資。

2021年の1月から始めて、成果は、日本国内高配当株に約168万円投資し、配当金は、年3%の約5万円、外国高配当ETFは、約64万円投資し、配当金は、年約2%で12,800円(外国ETFは外国と国内の税金を取られるので2重課税となっています)、合計約232万円の投資で、税引き後年利約2.5%の、合計約年6万円の配当金をもらいました。

金利0.001%の銀行預金だと、同金額で、23円の利息です!この差、恐ろしくないですか。

辛く見積もって、1000万円投資すれば、年25万円。月にして2万円のお小遣いが入ったのと同じで、携帯代、光熱費を賄え、預金通帳から目減りするのをかなり抑えることができるわけです。

この高配当株投資でも、大切なのは、生活資金ではなく、余裕資金で投資することは、インデックス投資と同じです私も、生活資金とは別の余裕資金で、高値掴みをしないように価格を見ながら今後も安い時を狙って購入していく予定です。

また、銀行や証券会社の窓口で購入するとぼったくり証券を購入させられるので、絶対にそこで買ってはいけないのも同じです。私は、手数料が安く、リスクが小さいものをきちんと調べてネットのSBI証券会社から自分で購入しています。

お金を増やす力とFP資格

FP資格試験を、2020年10月から始めるとの並行して、高配当株を購入し始めたのが2020年12月頃。

FP資格試験に向けて勉強したおかげで、この頃は、かなり金融リテラシーが高くなり、金利と債権、株、為替相場との関係がわかるようになっていました。

そして、経済新聞やテレビ、ネットなどから得る経済情勢、社会情勢に敏感になり、不思議と、自分なりに株価や債権の値動きがだいだい予測できるようになっているのです。

今は買わない方がいいとか、今は、買い時だとか、経済や社会と株価の値動きの仕組みがわかってくると、値動きが多少上下しても怖くないどころか、毎日、ネット上で、チャートや株価の値動きを見るのが楽しくなっているのです。

FP資格の勉強をして、お金を増やす力が育ってきたように思います。

世の中は、お金というパイを取り合うために、法律の範囲内で抜け目なく、手数料や情報商材でお金を搾取してくる情報で溢れています。その被害者はいつも、金融リテラシーの弱者だと私は思っています。

銀行や保険会社から受ける説明パンフレットは、全部、銀行や保険会社が儲かる仕組みになっています。真実を見抜く目を養うには、金融リテラシーを高め、知識で自分を防衛しなくてはならないのです。

次回は、お金を増やす力の応用編です。

コメント

  1. 黄金期 より:

    ゆさっぽさん
    おはようございます。
    今回も楽しく記事を読ませてもらいました。

    余裕資金で投資をする。
    本当にその通リだと思います。特に、働いてない人は。

    私は65歳までは円の現金・個人年金・債券、それ以降70歳までは米国債・豪ドル債券を切り崩して生活します。以降は年金と米国債・豪ドル債券・米国株式・全世界株式のキャピタルゲインとインカムゲインで船旅世界一周を目指してします。
    但し、船旅はくせものらしいのです。同じ線室内にいる時間長い為、夫婦けんかが起こり船内別居となる場合があるとの事(旅行期間が長い為悲惨)。
    私達もこの可能性を否定できない為、短期船旅の経験後に、楽しめそうと思われと時に行きたい思っています。反対に無理と思えば止めます。旅費の金額が大金なので・・・・・。

    人は損をすることをとても嫌がるの為、投資信託期間が短い人が多いと記事が出ていました。
    一番の対策は・・・・・
    いろいろ考えているのですが、
    正しい銘柄を購入するが前提で
    積立投資については、証券口座を極力見ないことかなと思っています。

    2重課税についてですが、確定申告時、外国税控除をすると外国税分は戻ると思います。
    国税局の確定申告作成コナーはなかなかの優れものです。
    (税額が算出できない場合は、印刷して提出で、訂正して提出できます。→私はこれで確定申告)

    次の記事も楽しみにしています。

    • 黄金期さんは、黄金期さんのブログを読んで気づいていたとおり、投資に関して熟練者ですね。
      余裕資金もたくさんあり、悠々自適に奥様と楽しく豊かな人生を歩まれているようでとても羨ましいです。
      私は、黄金期さんのようになれるよう、増やす力を磨いていきたいと思っています。^^
      「正しい銘柄」の購入が大切ですね。証券口座を極力見ないというのも心臓に悪い方はいいかもですね。
      コメントありがとうございました(^^)/

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