『シンクロニシティ』が働く要素。

豊かな人生をめざして

10月26日に、自分にとって意義のあることが次々に起こっていく「シンクロニシティ」について書きましたが、その要素についてもっとわかりやすく深掘りしてみました。

心をひらいた状態とは?

ジョセフ・ジャウォースキーの「シンクロニシティ」の著書には、シンクロニシティが働く要素として3つ挙げていました。

そのうちのひとつに、1 心のあり方を、「世界はさまざまなもので構成されているという考え方」から「世界はひらかれていて、もともとつながり合いで構成されているという考え方」に変えること。それを心をひらいた状態にあるという。と説明しています。

具体的にどういった状態なのか。著者の数ある体験の中からいくつか読み解くと、共通点がわかります。

まず、著者は、旅先で、ある女性と出会いました。その女性とどうしても話したいという衝動にかられ、声をかけました。それだけ見ると、ナンパみたいですが、どうしてもこの女性と話したいという強い衝動にかられたということです。それは、軽い性的な興味本位のものではなく、運命みたいな感じだったようです。そして、初めて会っただけなのに、自分の目標や考えていること、人生観などをお互いにオープンに話し合うことができ、互いにプラスに導く友人になったということです。

また、別の体験としては、偶然手にした雑誌で、ボームという物理学者の論文の記事を見つけました。それは、著者はその内容に惹かれ、どうしても話が聞きたいと思うのです。そして、著者は、さっそく、ボームに電話をかけ、面会を取り付け、自分のやりたいことをオープンに話すことで、自分の目標へと導かれていくわけです。

この2つのエピソードから共通するのは、心をオープンにしている状態ということです。

心の赴くままに、話したいと思ったから声をかける。会いたいと思ったから会う。そこには、警戒心とか、羞恥心とか、プライドとか心を制限するものはない。

これが心を開いた状態だと思います。

そのように心が開かれるには、世界は、ひらかれていて、私たちは繋がっているという考えに変えると、おのずと心が開かれるということを著者は言っています。

世界、宇宙は個々バラバラにあるのではなく、私たちは見えないところで繋がっているという感じだというのです。

今までの私は、プライドや羞恥心で、心がガチガチでした。「両学長リベラルアーツ大学」で、お金持ちのマインドは、「心が開かれ行動する」というのを学び、それは、自分に欠けているところだなと思いました。

だから、心を解放し、行動しようと少しずつ始めた途端、シンクロニシティを体験したのです。

凄いですよね!

一体感とは?

2つ目の要素して、著者は、1のように心のあり方が変化すると、自分をつながり合うものの一部として見るようになるそれを著者は、「一体感」と言っています。

著者は、その「一体感」をボート競技で説明していました。

例えば、ボート競技で、8人漕ぎ(エイト)のものがあります。オールがバラバラに動くとうまく進まないのですが、選手全員の呼吸が一つになったとき、オールが揃ってものすごい力を発揮します。

これがつまり一体感だと言っています。

世界は繋がっていると感じたときに、得ることができる一体感。

この一体感は、人間だけではなく、地球上にある動物とも一体感を感じることができると著者は言っています。

著者は「おこじょ」や「豹」とも一体感を感じた経験を話しています。私も、犬や猫と目を合わせて心を通じたような経験をしたことがありますが、そういう状態を言うのでしょうか?(笑)

一心に取り組み、行動するとは?

3つめの要素は、1、2の違う心のあり方を持って、一心に取り組み、行動すること何が何でもそれを達成しようと手段を講じ、その実現のためには何でもするというのとは違う。恐れず、他人の意見に左右されず、悩まず行動に集中、自然と導かれるように行動する。

この女性と話したいと思ったら、声をかける。会いたいと思ったら、電話をかける。やりたいと思ったらやる。旅行先で、行きたいと思ったら行く。

著者は、そんなふうに行動していました。

恐れず、他人の意見に左右されず、悩まず行動に集中するとは、よけいなことを考えずに、心の赴くままに行動するということだと思うのです。

でも、その行動は、何が何でも実現するために何でもするという行動ではありません。自然な流れの行動です。実現するために、人を騙したり、人を傷つけたり、自分の健康を害したりなどせず、無理のない行動ということです。

私たちは、行動するときに、頭の中で、行動を制御する、別の声が聞こえてくることがありませんか?

失敗するんじゃないか、変に思われるんじゃないか、今はまだ早い、恥ずかしい……などなど。

また、他人がやめた方がいいという意見を言う場合もあります。だいたいそういうときは、あなたのためを思って〜などと囁かれます。でも、そういう声に左右されずに、プライドなんてかなぐり捨てて…… 心の赴くままに行動することが大切だと著者は言っているのです。

スピリチュアルではない。宇宙の法則

「シンクロニシティ」は、偶然にうまくいったような状態のときに使われて、「運」とかスピリチュアル的に思われがちです。でも、それは、宇宙の法則なので、先の3つの要素さえ揃えば、誰でもシンクロニシティを体験することができるものです。

「激レアさんを連れてきた」(テレビ朝日放送)という番組があります。

そこに登場する激レアさんたちの人生は「こんなことがあるの❗️」と思うほど劇的で面白く、いつも楽しく見ています。以前なら、運がいい特別な人なんだ……と思っていましたが、この「シンクロニシティ」の本を読み返した今、見方が変わりました。

彼らは、心が開かれていて、自分のやりたいことを、心の赴くままに行動して、いろんな人と繋がって(一体感)、思わぬ形で偉業を成し遂げているんです。

それは、まさに、宇宙の法則、「シンクロニシティ」を体験した人たちなんですね。

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